自宅用サウナの種類と選び方!後悔しないためのポイントと本格サウナ体験を実現する方法

はじめに

自宅用サウナを安全かつ快適に導入するための最適解は、ご自身の住環境に合わせた設置タイプと本格的なロウリュができる電気ストーブを組み合わせ、高い断熱・気密施工を行えるプロに依頼することです。
自宅用サウナの導入にあたっては、以下のポイントを把握することが失敗を防ぐ近道となります。
・住まいに適したサウナの種類(屋内ビルトイン、据え置き、バレル、キャビン)
・サウナーが絶対に満足できる熱源の選び方(電気、薪、遠赤外線)
・「温まらない」を防ぐための断熱性と安全性のチェック項目
自宅用サウナの種類と選び方を正しく知ることで、周囲の混雑やマナーを気にせず、いつでも自分だけの極上のととのい空間を自宅に実現できます。

自宅用サウナを導入する前に知っておきたい4つの種類と特徴

自宅用サウナを導入するとき、最初に決めるべきなのがサウナの種類です。
実は、自宅用サウナには大きく分けて4つの種類があります。それぞれの種類によって、必要な費用や設置するスペース、工事の規模はまったく異なります。
そこで、まずは4つの種類の特徴を一目で確認できるように、簡単な比較表をご用意しました。

このように、住環境や予算に合わせて選ぶべき種類は変わってきます。一生モノの買い物だからこそ、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょうね。

屋内ビルトイン型(埋込型)

屋内ビルトイン型は、お部屋の壁の中にサウナ室を完全に埋め込んで一体化させる種類です。浴室の隣にある脱衣所や、使っていないお部屋のデッドスペースをリフォームして設置します。最大の特徴は、お部屋の壁に断熱材をしっかり入れられるため、熱が外に逃げにくいことです。そのため、とても効率よくサウナ室を高温に温めることができます。
また、お部屋のインテリアに合わせて、壁の木材やドアのデザインを自由にカスタマイズできるのも魅力です。しかし、大がかりな木工事や電気工事が必要になるため、初期の導入コストは高めになる傾向があります。新築やリフォームのタイミングで、自宅に本格的なサウナを埋め込みたいときにおすすめの方法です。

屋内据え置き型(ボックス型)

屋内据え置き型は、お部屋の片隅や脱衣所にボックス型のサウナを組み立てて設置する種類です。電話ボックスのような独立したユニットを置くだけなので、大がかりな壁の工事は必要ありません。工事の手間が少なく、比較的短期間で導入できるのが大きなメリットです。さらに、もし引っ越しをするときには、解体して新居に持ち運ぶことも可能です。賃貸マンションにお住まいの方や、将来的に設置場所を変える可能性があるときには、とても重宝します。
ですが、あらかじめサイズが決まっているため、サウナ室の中が少し狭く、窮屈に感じることがあり、また、ロウリュを行うときの湿気がお部屋にこもらないよう、換気対策をしっかり行う必要があります。これはカビの繁殖を防ぐためにとても大切なポイントですので、自己責任で対策を怠らないようにしましょう。

屋外バレルサウナ

屋外バレルサウナは、お庭や広いテラスに設置する、丸い樽型をした木製のサウナです。その愛らしい丸い形状は、サウナーにとって憧れの的です。実は、この丸い形には見た目だけでなく、実用的な素晴らしい効果があります。
四角いお部屋と違って角がないため、ストーブから出た熱気が壁に沿って効率よく対流するのです。そのおかげで、サウナ室全体が均一に、そしてスピーディーに温まりやすくなります。また、お庭に設置することで、サウナを出たあとにすぐ、屋外で水風呂に入ったり外気浴をしたりできます。
自然の風を感じながら「ととのう」体験は、まさに極上のプライベートサウナと言えます。しかし、屋外に設置するため、雨風による木材の劣化を防ぐメンテナンスが不可欠です。定期的に防腐塗装を行うなど、長く愛用するためのお手入れを楽しみながらできる方におすすめです。

屋外キャビンサウナ(ログハウス風)

屋外キャビンサウナは、お庭や別荘の敷地にしっかりと基礎を組んで設置するログハウス風の本格的なサウナ小屋です。バレルサウナよりも頑丈で、お部屋としての安定感が非常に高いのが特徴です。
天井を高く設計できるため、ベンチを2段や3段に重ねて設置することができ、サウナの熱気は高いところに昇る性質があるため、段数の違いによる温度変化を本格的に楽しめます。まるでお店のサウナに入っているかのような、重厚で本格的な熱さを体験できます。
ですが、地面を平らに整える基礎工事が必要となるため、導入費用は4つの中で最も高額になりやすいです。
十分な広さのお庭があり、一生モノのプライベートサウナ小屋を建てたいという方に最適な選択肢です。

サウナーが絶対に譲れない「熱源」の選び方

自宅用サウナで本格的なととのいを得るためには、ストーブという熱源の選び方が最も重要な要素となります。「サウナ本体の形が良ければ、ストーブはどれでも同じだろう」と思っていませんか?
実は、熱源を間違えてしまうと、いくら待っても温度が上がらず、ロウリュもできないという悲しい結果になります。本格的なサウナ体験を求めるなら、熱源ごとの特徴をしっかり理解しておきましょう。
主に使われる熱源には、以下の3つの選択肢があります。
・フィンランド式(電気ストーブ)
・薪ストーブ
・遠赤外線ヒーター
それぞれのストーブが持つ熱さの質や特徴を、順番に詳しく見ていきましょう。

フィンランド式(電気ストーブ)

フィンランド式(電気ストーブ)は、家庭用サウナにおいて最もおすすめできる本格的な熱源です。ストーブの上に「サウナストーン」と呼ばれる石を載せ、電気の力でカンカンに熱します。最大の魅力は、熱くなった石に水をかけて、じゅわっと蒸気を立ち昇らせる「ロウリュ」を楽しめることです。
この蒸気を浴びることで、体感温度が一気に上がり、心地よい発汗を促すことができます。ですが、日本の一般的な100V電源では、サウナストーンを十分に熱するパワーが足りません。
90℃以上の本格的な高温サウナを安全に楽しむには、エアコンなどで使われる強力な「単相200V電源」が不可欠で、導入時には必ず専門の電気工事が必要になります。
スイッチ一つで簡単に温度管理ができ、火を使わないため、安全性と手軽さのバランスが一番優れている熱源です。

薪ストーブ

薪ストーブは、屋外設置のサウナだけで使用できる、非常にパワフルで味わい深い熱源です。電気ストーブとは異なり、薪が燃えるときの「パチパチ」という優しい音や、揺らぐ炎を眺められます。この視覚と聴覚への癒やし効果は、電気ストーブでは決して味わえない贅沢な時間です。さらに、薪ストーブから放たれる熱は非常に柔らかく、体の芯までじっくりと温めてくれます。
ロウリュをしたときの蒸気の広がりも力強く、極上のサウナ環境を作り出すことができますが、薪ストーブには事前の準備とお手入れに多くの手間がかかります。
薪を自分で調達して保管しておくスペースが必要ですし、使用後の灰の片付けや煙突掃除も欠かせません。また、煙や臭いが出るため、住宅街ではご近所トラブルの原因になるリスクがあります。
消防法や地域の条例を事前に確認し、専門家に設置を相談しながら、安全に導入するようにしましょう。

遠赤外線ヒーター

遠赤外線ヒーターは、体をじんわりと中から温める、マイルドな低温サウナ用の熱源です。一般的な格安の家庭用サウナボックスなどに多く採用されている熱源です。ストーブではなく、壁に埋め込まれたパネルから出る遠赤外線で、体を直接温める仕組みで、息苦しさがなく、体に大きな負担をかけずに、じんわりと心地よい汗をかくことができます。
電気代が安く抑えられ、特別な200Vの工事が不要な製品が多いのも手軽で嬉しいポイントですが、本格的な高温サウナが好きな方にとっては、温度が物足りない可能性が非常に高いです。
室温自体は60℃〜70℃程度までしか上がらないため、ガツンと来る熱さを求めるサウナーにはおすすめできません。さらに、サウナストーンを置けないため、お水をかけるロウリュは絶対に避けてください。
水がかかると、故障や感電などの重大なトラブルにつながる恐れがあり、大変危険です。

自宅用サウナで後悔しないための3大チェックポイント

自宅用サウナの導入で絶対に後悔しないためには、設計段階で3つのポイントを確実にチェックする必要があります。サウナは一生モノの大きな買い物ですから、安易に安さだけで決めてしまうのはとても危険です。
「せっかく買ったのに、全然温まらなくて物置になってしまった…」という失敗は避けたいですよね。
そこで、設置する前に必ず確認してほしい重要なポイントを3つに厳選しました。

1. お部屋やサウナ室の「断熱性と気密性」が確保されているか
2. サウナ室から水風呂、外気浴までの「動線」がスムーズか
3. 安全に使い続けるための「メンテナンス性と安全基準」を満たしているか

これからご紹介するチェックポイントを一つずつ確認して、理想のサウナ計画を立てていきましょう。

断熱性と気密性の確保

サウナ室の断熱性と気密性は、十分な高温をキープし、電気代を抑えるために最も重要な性能です。
「断熱性」とは熱を外に逃がさない力であり、「気密性」とは隙間のない密閉状態のことです。この2つの性能が低いと、どれだけ強力なストーブを置いても熱が逃げ、いつまで経っても温度が上がりません。それどころか、ストーブが温め続けようとして稼働し放しになり、電気代ばかりが高くなってしまいます。
実は、安価な海外製の組み立てキットや、不慣れなDIYでは、この断熱処理が甘いことがとても多いのです。確実な温度上昇と省エネを実現するためには、壁の内部にしっかりとした断熱材を敷き詰める専門技術が必要です。正しく施工されたサウナ室であれば、熱が逃げないため、電気代を最小限に抑えることができます。安心して毎日サウナを楽しむためにも、構造の品質にはとことんこだわりましょう。

水風呂と外気浴へのスムーズな動線設計

サウナ室から水風呂、そして外気浴を行うスペースまでの動線設計が、自宅サウナの満足度を左右します。サウナーにとって、サウナ、水風呂、外気浴は3つで1つのセットですよね。
もし、サウナ室を出てから水風呂に行くまでに、長い廊下を歩かなければならなかったらどうでしょうか?せっかく温まった体が冷めてしまいますし、床が濡れてお家が傷む原因にもなってしまいます。これでは、最高の「ととのい」を得ることは難しくなってしまいますよね。
そこで、サウナ室はできるだけお風呂場のすぐ隣に配置することを強くおすすめします。そうすれば、サウナから出てすぐにシャワーで汗を流し、冷たい水風呂に飛び込むことができます。
屋外サウナの場合は、サウナ小屋のすぐ横に水風呂用の浴槽やシャワー、そしてリクライニングチェアを配置しましょう。スムーズな動線を作ることこそが、自宅を極上のスパリゾートに変える魔法なのです。

メンテナンス性と安全基準の確認

自宅用サウナを長く安全に使い続けるためには、日々のメンテナンス性と厳しい安全基準のクリアが不可欠です。サウナの中は、ロウリュによる大量の水蒸気と、体から出る汗で満たされる空間です。
使用後にそのまま放置してしまうと、木材にカビが生えたり、木が腐食して傷んでしまいます。そのため、使用後はストーブの余熱でサウナ室をしっかり乾燥させ、換気を十分に行える設計が必要になります。また、ストーブの周囲は非常に高温になるため、火災のリスクを防ぐための防火処理が何より重要です。
遮熱板を正しく設置するなど、国の消防法やメーカーが定める安全基準を100%満たさなければなりません。これらを怠ると、ご家族の安全を脅かすだけでなく、火災時の補償が受けられないなどの問題が起こる可能性があります。自己判断で簡易的に設置するのは避け、信頼できるプロの確かな安全設計に頼るようにしましょうね。

あなたの住まいに最適な自宅サウナを形にする方法

理想の自宅サウナを安全に実現するためには、日本の住宅事情を熟知したプロフェッショナルに相談することが最大の近道です。
これまで見てきたように、サウナ種類選びから、200Vの電気工事、断熱施工、そして安全基準のクリアまで。これらすべてのハードルを、個人の知識やDIYだけで完璧に行うのは、極めて難しいのが現実です。せっかくの夢を妥協して、温まらない安価な製品で後悔する前に、ぜひ設計・施工のプロに相談してみませんか?おすすめなのが、オーダーメイドサウナの設計・施工を専門に行う「サウナシステム」です。
日本の厳しい消防法や、一人ひとりのお住まいの構造に合わせて、安全で高品質な本格サウナを形にしてくれます。屋内ビルトイン型からお庭のバレルサウナまで、豊富な施工実績があるため、最適な提案が受けられます。
まずは公式サイトで、美しい施工事例の写真を眺めてみるだけでも、ご自身のサウナのイメージが膨らんでワクワクしますよ。あなただけの、世界に一つしかない極上の「ととのい空間」を、信頼できるプロと一緒に作ってみませんか?