リノベーション賃貸の魅力とは?

近年、新築物件よりも家賃が安く、デザイン性や機能性に優れたリノベーション賃貸物件に人気が集まっています。キレイにリノベーションされた賃貸物件の家賃は通常の物件よりも高くなるのではないか、と思う方も多いでしょう。確かに、リノベーションされた賃貸物件の家賃設定は同じ築年数の物件の家賃相場を基準にしているので少し高いのですが、その上がり幅は相場より5,000~10,000円高くなっているくらいのもの。この程度の金額で住めるのであれば割安といえるでしょう。また、家賃交渉にも積極的に応じてくれる場合が多いのもメリットです。一見、大幅な改修を行っているから家賃の値引きは難しそうですが、不動産会社が家主側に提案してリノベーションを行った場合、入居者の確保ができないと提案した不動産会社の顔も立たなくなってしまいます。ですので、比較的柔軟に対応してくれるのです。

さらにリノベーション賃貸物件は、築年数が経過したままの物件やクロスの張り替えや設備機器の入れ替えといったリフォーム済みの物件と比べても住みやすさが格段にアップします。例えば、ダイニングに隣接する和室を含んだ2DKからすべてが洋室の1LDKにリノベーションすることで、現代の生活に合った明るく開放的な空間に生まれ変わったような物件もあります。デザイン性を高めたリノベーション物件はデザイナーズマンションのような部屋で生活を送れるだけではなく、物件としての価値も高いのです。リノベーション賃貸物件を取り扱っている不動産会社も増えており。築20年以上経っているとは思えないくらいキレイで住みたくなる物件もたくさんありますよ。

最近では団地まるごとリノベーションする事例もあり、賃貸物件の選択肢の幅が広がりました。中古物件が持っていた機能・性能以上に改造して価値を高めている分、建物が古くても生活しづらいこともありません。賃貸物件を探す際には、築年数だけを見るのではなくリノベーションの有無をチェックするのも重要です。